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論文

原子力の社会的不安要因としての信用破壊と修復

傍島 眞

日本原子力学会誌, 43(8), p.754 - 760, 2001/08

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

原子力は、社会との関係において利益と害悪の客観化を必要とする技術開発段階で、初期の絶対安全型コミュニケーションに拘泥した結果、大きな社会的不安要因となってしまった。想定外の事故やデータ隠し等を原因として進行した信用破壊が、事故再発の不安を増大させ、原子力利用への人々の批判と監視を強めさせる情況を招いている。技術の持つリスクの管理を専門家のみが引き受ける政策手法が行き詰まり、一般公衆の納得による選択が求められるようになった現在、各技術の有するリスクの比較を、事故、環境影響、エネルギー供給の面から易しく説明し、公衆の懸念に応える対話の実践が必要となっている。公衆のリスク認識の特徴を理解し、技術者への信用の修復を基本に、利害を調整するリスク対話を確立し、社会の求める情報を多様な手段で開示することにより、不安要因を解消し、原子力の未来に安心を招来することが不可欠と考えられ、学際的な協力が望まれる。

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